こんにちは。奈良・大和郡山市のてて整体所の大垣です。
日ごろからお客様とお話をしていると、
「健康のために、毎日1万歩歩かないとダメなんですよね?」「最近、無理して歩いていたら膝が痛くて…」といったご相談をよく受けます。
実は、「1日1万歩」はすべての人に必要な目標ではないんです。むしろ、体に合わない無理なウォーキングが、膝や股関節のトラブルにつながっているケースも多く見られます。
今回は、整体師の視点から、「本当に体にいい歩き方とは?」「歩数にこだわらず健康を維持するには?」というテーマで、最新の健康の常識をお伝えしていきます。
1日1万歩は広告のキャッチコピー!
意外かもしれませんが、「1日1万歩」という目安には明確な医学的根拠はありません。この数字は、1960年代に日本の企業が発売した「万歩計」という商品名から広まったものです。
キャッチコピーとしてのインパクトはありましたが、体格や年齢、体調を問わず「誰でも1万歩歩けば健康になれる」とは言えないのです。
最新研究が示す“本当に体にいい歩数”とは?
最近の研究では、「1万歩まで歩かなくても健康効果は十分ある」ということが分かってきました。
例えば、2021年にアメリカで発表された大規模な研究では、
-
1日 7,000〜8,000歩程度 で
→ 死亡率が大きく下がる -
それ以上歩いても、
→ 健康効果に大きな差は出ない
という結果が出ています。
ポイントは「歩数よりも質と継続性」
無理に1万歩を目指すより、体に合ったペースで、正しいフォームで歩くことのほうが大切なんです。
こんな人は要注意!歩きすぎが逆効果に?
整体院に来られるお客様の中には、
「健康のために歩いているのに膝が痛い」
「腰や膝が歩く度に痛くなる」
といったお悩みを抱える方も多くいらっしゃいます。
● よくあるケース
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膝や股関節に不安があるのに長距離を歩いている
-
正しくない姿勢・フォームで歩いている
-
靴が合っていないまま毎日歩いている
これらはすべて、痛みやケガの原因になります。
健康のつもりが、逆に体を壊してしまうのは本末転倒ですよね。
あなたにとって最適の歩数を探しましょう!
年齢・体力に合わせた目安
年齢層 | 推奨される歩数の目安 | コメント |
---|---|---|
20〜40代 | 8,000〜10,000歩 | 通勤や趣味の活動で自然に達成可能 |
50〜60代 | 6,000〜8,000歩 | 無理のない範囲で早歩きを取り入れる |
70代以上 | 4,000〜6,000歩 | 安全に、こまめに動くことを優先 |
※膝や腰に不安がある方は、まずは3,000歩前後から無理なく始めましょう。
また、雨の日や、歩数が少ない日は、「ラジオ体操」や「その場で足踏み3分」なども組み合わせることで、まかないましょう。必ず5000歩、6000歩ではなく今日はラジオ体操したから足りてないけどいいや!という感じで緩くても大丈夫です。
整体師が考える「歩くこと」と「身体ケア」の関係
歩くことは確かに健康維持に効果的ですが、体の歪みや筋力バランスが崩れたままでは、その恩恵も半減してしまいます。当院に来られるお客様の中には、
「骨盤が歪んでいて、歩いても体にうまく力が入らない」
「姿勢が悪くて、すぐに腰が痛くなる」
といった方も多く、まずは整体で土台を整えてから、正しい歩行を習慣にすることで、運動の効果がぐんと高まるのです。整体で体を整えるのも、正しい歩き方を習慣化するトレーニングも当院では対応しています!
まとめ:健康は「歩数」より「継続」と「正しい体の使い方」
「1日1万歩」は、もう“古い常識”かもしれません。
今は、あなたの体に合った無理のない運動を、継続することが最も大切です。
あなただけの健康法を確立するために、体のゆがみやバランス、普段の歩き方や身体の使い方を一度チェックしてみませんか?
お電話ありがとうございます、
てて整体所でございます。